僕は幸せ。自閉症 父親の思い出奮闘記

自閉症と僕の成長記録。これまでの育児、幸せを備忘録として残します。

ABA 応用行動分析との出会い

子供が自閉症だとわかってから、とにかくネットで色々調べました。

自閉症とはなんなのか。

治るのか。

治すにはどうすればいいのか。

親として何をしてあげることができるのか。

まだまだ現実を受け止めきれていない状況で、ネット検索は心身ともに辛かったですけどね。

 

今後色々経験をお話ししますが、

1番大きな出会いの一つが、ABA(応用行動分析)を用いた療育方法ですね。

「つみきの会」との出会いを避けて通ることはできません。

本当に勉強になりました。

 

子供が1、2才の当時、アメリカ海外赴任していたので、

購入したつみきBookだけが頼りでしたが、本当に勉強になりました。

同じ悩みを持った親御さま、すでに読んで勉強されましたでしょうか。

これは100人いたら100人の子供に効果があると思います。

 ダメなことはダメという、

 できた時は徹底的に褒めてあげる、

 できるまで繰り返し練習

 八割できるようになったら次の課題

 課題はスモールステップ、課題行動は分割する。

 家に閉じ困ることなく、社会、友達との接する機会を多く作る。

つみきBookには具体的な説明がたくさん載っていて、

1ページ毎に順番にやれば必ず子供はできることが多くなります。

全部書ききれないので、簡単にまとめるとA BAの要点は状況6点かなと思います。

 

けど少しふと思うことありませんか。

 

そうなんです。

これら要点って、自閉症に限らないですよね。

子供の育児、全般に通じる話だと思いませんか。

そう考えたとき、自分はA BAを通じて育児の基本を勉強しているんだと考えるようになりました。

もちろん、

「え、これもできないの?」と泣きたくなることもありました。

「え、もう忘れたの?」と思う時もありました。

確かに、物覚えが少し遅いなと思う時が多くあります。

またA BAの基本である目合わせの練習の時、可愛い子供を10秒見ていて、

なんでこのようなことをしなくてはならないのだろうかと悲しくなる時もありました。

当時は将来が見えずに不安になることが多くあったことを覚えています。

 

けど、同じように頑張っている親御様かた、

はっきり言えることは、ABAでコツコツやったことは、将来間違いなく成果となって現れてきます。

よく、妻と「子供が急にできるようになった」と話すことがありました。

こういう時、妻とは「足りないネジがはまったのかな」とか「点と点がつながったのかな」という表現をしていました。

自閉傾向のある子供、一度繋がったらほんと強いんです。

 

このような育児を通じて、妻との結束、家族の絆が強くなっていったなあ、と振り返っています。

もしABAを試していない方、是非勉強してみてください!!

セラピストに頼みたいと思う時もありましたが、まずは1番一緒に長い時間を過ごすことができる親がやることが大事です。

 

偉そうなことばかりいってすみません。

本当に当時はAB Aを勉強して1日5時間以上療育することは、妻にとっては本当に大変だったのですが、

ABAと出会っていなかったらと思うとゾッとするね、と話をすることがあります。

偉そうに言っているわけではなく、

同じ境遇に悩んでいる人がいるのであれば是非お伝えしたいと思い、

このような文章となりました。